2021/5/30ソワレ レ・ミゼラブル_1/3

今期は入った公演の感想を詳細に残したい、などと思い。

 

日比谷に降り立ってまずは理生ジャベにご挨拶。このパネルほんと素晴らしいんだけど全公演1人参戦だから隣に並んで写真撮れない...誰か...

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シャンテでグッズを買って(当日のチケット持ってたら200円引きになる)いざ帝劇。着くまでにクリエ前通ったらジャニオタがたくさんいた。私も自担に会いたい。けどこの日はミュージカル界の推し。

 

帝劇に入っただけで泣きそうになりました。2019エリザぶりの帝劇?合ってる?赤いキャスボが大好きなんだけど特大サイズでそこら中に掲示してあって(2階にもあった)入口には「会話禁止」と掲示してあって東宝さんの本気を感じつつ。

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この日は2階センターのお席でした。ワンデイモアの隊列が一番後ろまで綺麗に見えるから、レミゼの2階席は大好き。1階後方S席で見るくらいなら2階A席の方が好き派。

 

ジャッジャーン、ジャッジャジャーン。のイントロから泣く。そこから橋の上のジャベールを凝視しつつ、「いつかは逃げるぞ見てろ」で丹宗さんを見る。からの「奴をここへ呼べ24653」で理生ジャベ!ってなってからの、「自由なのだ」でシュガバルが2019と全然違う!となりました。

2019のシュガバルはそれはそれは慈愛に満ちていて優しくて大好きなバルジャンだったのですが、めちゃめちゃパワーアップして強さが出ていました。粗野な感じが増していてこれは19年間牢獄に入れられていたバルジャンそのもの...シュガバルすごすぎる...

 

鎌田さんの司教様。「さあ入りなさい」でうるっと。優しい中にも強さがあって、砦で戦っていたからこその説得力。「さて我が兄弟〜」からの説得力がもう一種の恐怖を覚えるくらいの説得力。鎌田司教様あと何回見れるんだろうか私は、また観たい。

 

シュガバルの独白は最初の印象の通り粗野な印象もありつつ力強く生まれ変わる決意が感じられてもう素晴らしすぎた。めそめそ泣くというよりは気づいたらツーっと両目から涙が出ていた感じ。次回からはマスクの替えが必要だと悟る。独白終わりの万雷の拍手はものすごかった。皆さん待ってましたよね、私も待ってた。

 

濱めぐさんファンテは2019年から一番大好きなファンテーヌ。私が語るまでもないですが夢破れては圧巻だし港で堕ちていくさまは見るに耐えない。バマタボア氏は見るたびに気持ち悪さが増してる(褒めてる)。

この港のシーンでの理生ジャベの登場がとても好き。自分の職務に対して1ミリの疑いもなく、「まともな仕事に正しい報い、それが神の御心なのだ」って本気で言っちゃうから理生ジャベ真面目すぎて生きづらいだろうなって毎回思う。わかるよその気持ち。

 

馬車のシーンでの理生ジャベによるバルジャン疑い度は2019よりは下がった印象。2019が99%疑ってたとしたら70%くらい。あとはコート着せてあげなくなってるって思ったけど理生ジャベって2019コート着せてたっけ、忘れた。疑い度が減った分、「あいつは全て信じている」への繋ぎが自然になった。2019は「あいつは蛇!(cvマリーアントワネット)」っていうくらい疑ってて、「あいつは全て信じている」ってバルジャンが言った時思わず「信じてないよ!勘違いだよ!いい人すぎだよシュガバル!」ってなったレベルだった。原作忠実なら99%疑うで正しいけど、歌詞を考えると今回の方が自然に入ってきて素敵だった。

 

シュガバルのWho am I?は最高すぎました。バルジャンの葛藤、人間らしさが痛いほど伝わってくるやつ。シュガバルのソロ1曲ずつ褒めたくなっちゃう。それくらいシュガーさんがバルジャンだった。あとは「俺は24653!」で前回は音程ステイさせてたけど今回は歌い上げてました。こっちの方が好き。

シュガバルが走り去ったあとの理生ジャベはめちゃめちゃニヤニヤしてていい意味で気持ち悪い。「蛇!(cvマリーアントワネット)」

 

濱めぐさんファンテで一番すごいと思うのは亡くなるシーン。目を開けたまま亡くなるんですよねえ。バルジャンが守ってくれるとはいえ、コゼットを残して死ぬことへ多少なりとも未練があるのが伝わってきてつらい。そっと目を閉じてあげるバルジャンが本当に好き。優しい。

と思ってたら上手から「バルジャーン」って低音が聞こえてきて忙しい(主観)。シュガバルと理生ジャベの対決は互角な感じがして好き。「誓ってやり遂げよう」の前に鎖を拳に巻き付けてたので「おや、光夫バルみたいに鉄拳食らわすのか?!」って思ったらそっちの手で殴ってなかった。優しいシュガバル。

 

斉藤テナルディエは2019プレビュー→2019博多座以来の3回目。とても落ち着いててアドリブも入っててよくわかんない(←褒めてる)ステップ踏んでてTheテナルディエっていう感じ。樹里さんマダムは余裕があって落ち着いててほんとに新キャスト?!という感じでした。レミゼ大好きというコメントを見て納得。

 

取引のシーンのシュガバルも好きすぎた。「ありがとうこの子をすぐに忘れるだろう」が皮肉たっぷりで、シュガバルの感情の込め方〜〜!ってなった。からのコゼットとのワルツが優しくて優しくて。お人形渡すところも目を瞑らせてから渡すところが優しいパパ!最初の粗野だったバルジャンと比較しても変化が素敵すぎる。

 

本当は今日でラストまで書きたかったけど、まさかの既に2300字を超えたので3回に分けることにした。毎回この分量書くのか私?(恐怖)

理生ジャベ見に行ったはずなのにここまでシュガバルの話ばっかしてる、なんなら一幕終わりもシュガバルすごいっていうのが最初の感想だったから今期のシュガバルはすごい(語彙力の欠如)。